ハングリー精神

アフリカ遠征にて。

ザンベジを下り終えた後、ピックアップトラックに乗って40分くらいかけてベースに戻る。

その道中でいくつかの集落を通り抜けるのだが、私はそこで衝撃を受けた。

集落の子供たちが「ボドゥ!ボドゥ!」と叫びながらこっちに走ってくるではないか。

現地のガイドに話を聞くと、「彼らはbottleと叫んでいる。ツアー客からペットボトルを投げて貰っておもちゃにしたい。」とのこと。

おもちゃ欲しさにトイザらスの床で駄々をこねる経験は誰しもあるだろうが、30kmで走るジープに突っ込んだ経験がある人はなかなかいないだろう。

あの時の彼らの眼差しは真剣そのものであった。それに対して私はどうだろうか、ラフティングに対して真剣に、彼らよりももっとハングリーに向き合えているだろうか。

物事に対する向き合い方について考えさせられる経験であった。

片倉

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