勝手に他己紹介シリーズ② 片倉選手

こんにちは、本田です。

「勝手に他己紹介」シリーズ第2弾!

本日、私の独断と偏見によって勝手に紹介される人物は、片倉選手です!

片倉新(かたくらあらた)
僕と同い年の25歳。かつてライバルとして闘い、僕が勝てなかった男です。

この男を一言で表すなら、「エリートレースラフター」。知る人ぞ知る、一橋・津田塾大学ラフティング部ストローム会出身で、以下、輝かしい実績を学生時代から積み上げてきました。(僕の知る限りを挙げていますが、おそらく細かいものを挙げればキリがないでしょう。)

2019年、オーストラリアの世界大会にU23の代表として出場。総合3位という成績を残しました。さらに、翌年開催予定だった中国での世界大会のU23代表権も獲得(世界的なパンデミックのため、開催は中止となってしまいました)。再び、2022年ボスニア・ヘルツェゴビナ世界大会のU23代表権を争い、僕たちテイケイJr.を破り、優勝。つまり、全日本チャンピオンを学生のうちに3回経験しているということになりますね。文字通り、学生ラフティング会の絶対王者として君臨し続けました。

しかし、上記のようなエリートの彼でも世界チャンピオンになったことはまだありません。その夢を断ち切れず、今ではプロのレースラフティング選手として日々漕ぎ続けているわけですね。

片倉選手のことを川で見かけたことのある方は、なんとなく彼の雰囲気がわかると思います。寡黙で冷静沈着なクールガイ、そんな印象を受けると思いますが、実はそんなことありません。

話しかけたら結構喋ってくれるし、よく笑います。お笑いが大好きなので、たまにボケるしツッコミもしてくれます。見かけによらず、比較的コミカルな性格ですね。

そして、犬派です。犬を見かけると立ち止まって愛でる姿をよく目にします。人との距離感が遠めなようで、おそらくかなり近めなのではないでしょうか。イジってやると、満更でもなさそうな顔で、尻尾を振る犬さながらの顔をニヤニヤ浮かべてることがあります。

加えて、何か考えてそうで意外と何も考えてません。クールな雰囲気に騙されてはいけません。むしろパッションな一面を持ち合わせています。取捨選択において、合理性よりも非合理性が優先するタイプです。

さてここからは、彼の世界観について語っていきます。片倉選手はかなり楽観的な世界観の持ち主です。面白いのは、その楽観性の源泉がこの世界に対する諦観の念のようなものから来ていると感じれる点です。彼の持ち合わせる楽観性は、無根拠に「きっとなんとかなる」的なところから来る楽観性ではなく、ありのままの現実をそれ以上でもそれ以下でもなく受け止めるところからくる楽観性のような気がするのです。言語化するのがとても難しいのですが、彼はおそらく現実に何も期待していないし、失望することもあまりないだろうと思います。それでいて、彼の年齢にはやや不釣り合いな幼さが堰を切ったように溢れる瞬間もあったりするので、諦観と幼さの同居、という奇妙なアンビバレンスを有していると言えるでしょう。その両面性が個人的にはとても興味深く、「片倉新」という人間の立体感の正体なのではないかと考えています。

それ故に、日々のトレーニングに対して一喜一憂することは滅多にありません。彼もまた、中野さんとはまた違ったベクトルで、淡々と確実に積み上げていくタイプです。

あまり上手くまとめられませんでしたが、以上、僕の独断と偏見からの「片倉新」でした。

次回は、練習生のカニちゃんこと叶谷優くんの紹介です!乞うご期待!

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